具体的な例として、\( 1101_{2} \)を10進数に変換します。次の手順で、2進数の\( 1101_{2} \)は、10進数の\( 13_{10}\)に対応することがわかります。
基数を明確にするために、数値の最後に下付き文字で基数を付加します。例えば、10進数の1という数値は\( 1_{10} \)と表記します。2進数の1という数値は\( 1_{2} \)と表記します。16進数の1という数値は\( 1_{16} \)と表記します。
1. 2進数を2のべき乗形式で表す
\( 1101_{2} \)の各桁の数値(1または0)を、そのまま10進数の数とみなして2のべき乗形式で表します。
\begin{equation}
\begin{split}
1101_{2}
&= 1_{10} \times 2^3_{10} + 1_{10} \times 2^2_{10} + 0_{10} \times 2^1_{10} + 1_{10} \times 2^0_{10}\\
&= 1_{10} \times 8_{10} + 1_{10} \times 4_{10} + 0_{10} \times 2_{10} + 1_{10} \times 1_{10}
\end{split}
\end{equation}
2. 2のべき乗形式の各桁を計算する
\begin{equation}
\begin{split}
1101_{2}
&= 1_{10} \times 8_{10} + 1_{10} \times 4_{10} + 0_{10} \times 2_{10} + 1_{10} \times 1_{10}\\
&= 8_{10} + 4_{10} + 0_{10} + 1_{10}
\end{split}
\end{equation}
3. 各桁の数をすべて足す
\begin{equation}
1101_{2} = 8_{10} + 4_{10} + 0_{10} + 1_{10} = 13_{10}
\end{equation}