オペアンプは、抵抗の組み合わせや接続方法によって回路の特性が決まります。オペアンプを使った代表的な回路は次の4種類です。
オペアンプの代表的な回路
反転増幅回路
+入力端子が接地されています。入力電圧Viと出力電圧Voの関係は、抵抗R1とR2の値で決まります。
入力電圧と出力電圧の位相が180°異なることから反転増幅回路と呼ばれます。
$$ Vo = – \frac{R2}{R1}Vi $$
非反転増幅回路
+入力端子がそのまま入力電圧端子になります。入力電圧Viと出力電圧Voの関係は、抵抗R1とR2の値で決まります。
入力電圧と出力電圧の位相が同相、つまり反転していないことから非反転増幅回路と呼ばれます。
$$ Vo = (1 + \frac{R2}{R1})Vi $$
ボルテージフォロア
+入力端子がそのまま入力電圧端子になります。抵抗などの付随素子はありません。入力電圧は増幅されない(1倍)で、出力電圧になります。
インピーダンス変換(微弱信号の増幅)などに利用されます。
$$ Vo = Vi $$
差動増幅回路
2つの入力の差分を増幅する回路です。増幅率は、抵抗R1とR2で決まります。
$$ Vo = (V2 – V1)Vi $$