10進数から4進数への変換(小数点を含む数)

論理回路 logic

具体的な例として、10進数の11.437510を4進数に変換します。整数部と小数部を別々に変換し、2つの結果を結合します。

基数を明確にするために、数値の最後に下付き文字で基数を付加します。例えば、10進数の1という数値は110と表記します。2進数の1という数値は12と表記します。16進数の1という数値は116と表記します。

整数部

図1のように、元の10進数の整数部を変換先の基数4で割り、その商が0になるまで4で商を繰り返し割ります。割り算の余りを順に並べると、10進数の1110は、8進数の234に対応することがわかります。

10進数から4進数への変換(整数部)
図1: 10進数から4進数への変換(整数部)

小数部

図2のように、元の10進数の小数部に変換先の基数4を掛け、その結果の小数部分が0になるまで4の掛け算を繰り返します。掛け算結果の整数部を順に並べると、10進数の.437510は、4進数の.134に対応することがわかります。

10進数から4進数への変換(小数部)
図2: 10進数から4進数への変換(小数部)

整数部と小数部の変換結果の結合

整数部と小数部の変換結果から、10進数の11.437510は、4進数の23.134に対応することがわかります。

検算

4進数23.134を10進数に変換して、結果が11.437510になるか確認します。

23.134=24×4101+34×4100+14×4101+34×4102=210×410+310×110+14×14+310×116=810+310+0.2510+0.187510=11.437510

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